不動産○○情報

札幌の不動産会社ビッグが、暮らしの情報や不動産にまつわる話を日々発信しています!

【004】近代建築の3大巨匠 ~ル・コルビュジェ~

f:id:bigdev:20160727113213j:plain

先日、トルコのイスタンブールで開かれた世界遺産委員会で、 近代建築の三大巨匠の一人である、ル・コルビュジェが設計した国立西洋美術館世界文化遺産に登録されることが決まりました。

今回はコルビュジェの設計思想の根幹の一つ、 「ドミノシステム」をご紹介します。

ドミノシステムとは

  • 鉄筋コンクリート造のスラブ(床)
  • それを支える柱
  • 各階をつなぐ階段

の3つを構成要素とした建築の設計思想です。

それまでの西洋建築はレンガを積んで空間をつくっていましたが、 ドミノシステムは、構造体と空間をつくる内壁とを分離することにより、 「自由な平面」を実現できると提唱しました。

芸術性だけでなく、機能性や経済性も考慮した設計思想であると言えます。 建築が「総合芸術」と呼ばれるようになったのも、 コルビュジェの功績の一つではないでしょうか。