【002】意外と知らない!?ことわざに使われている建築用語
よく耳にすることわざの中には、建物に関わる言葉が使われているものがあります。
まずは皆さんもご存じの【釘】
「糠に釘」…効き目が無いこと
ちなみに大工さんが釘を打つ時に釘を口に含むのは、手を空けるためだけではなく、唾液で発錆を促して、釘が抜けないようにする目的もあるそうです。
続いては【かすがい】
「子はかすがい」…子供が夫婦の縁を保ってくれること
「豆腐にかすがい」…効き目が無いこと
かすがいとは、木材同士をつなぐための金物のことです。木造建築の躯体に使われているので、普段はあまり目にしませんね。
最後は【うだつ】
「うだつが上がらない」…財力がないこと
うだつとは、梁と屋根の間の鉛直材(小さい柱)のこと、または、建物の外側に設けられた防火壁のことです。うだつが富の象徴とされていた時代があったそうです。
<用例>
『早く仕事を見つけなさい!』と旦那に言っても糠に釘よ。
こんなうだつの上がらない旦那とは早く別れたいけど、子供もいるし…。
子はかすがいね。
…こんな風に言われないように頑張らないと。。